ご挨拶
拝啓 時下益々ご清栄のことと存じます。平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、ベンチャー企業をとりまく環境は非常に厳しく、「ベンチャー」「ファンド」という言葉ですら、その企業に対してマイナスのイメージを与える状況にあります。これは、所謂、「ライブドア事件」以来、一部のベンチャー企業の経営者始め、監査法人を含めての関係者が、ベンチャー市場を弄んだ、当然の結果と言わねばならないでしょう。私共も含めて、反省すべきところは大いにあると思います。
ところで、起業家は何のために起業するのでしょうか。様々な思いはあると思いますが、その底流にベンチャーを起業することによって「人を幸せにするんだ」という思いが必要だと思います。起業→雇用の創設→経済社会の活性化→人々の笑顔→社会貢献という構図をしっかりと理解した企業家精神が必要ではないでしょうか。
ソニーもホンダも京セラも当初はベンチャーでした。生き残る企業と、潰れる企業の差は何なのでしょうか。人は人を幸せにしてくれるベンチャー企業を待ち望んでいると思います。人を幸せにできる企業こそ、真のベンチャー企業だと思います。
敬具
株式会社野心満々 代表取締役 佐藤 幹雄